住宅ローンの返済額月々○○円の中身について

なかじま商事

不動産を購入する際、多くの方が利用する住宅ローン。

住宅金融支援機構が、住宅ローンを利用する方がどの金利プランを選ぶかの調査をしたところ、「金利変動型」を選んだ方は前回比56.5%増加、「全期間固定型」を選んだ方は前回比13.3%増加と増加に対して、「固定期間選択型」を選んだ方は30.1%減とのことです。

住宅ローンの金利プランを選ぶのは、結構悩みますよね。

住宅ローンの金利プランを選択して、実際に月々の返済額が決まった時にその月々の返済額の中身について詳しく考えてみたことありますか?

詳しく考えると銀行から借りたくない…と思ってしまうかもしれませんが、住宅ローンを利用した場合の「月々の返済額の中身」について考えてみました。

住宅ローンの月々返済の中身について

変動金利0.775%・超長期固定金利1.46%の金利で借入期間35年で3,000万円借りた場合、

月々の支払額を計算すると

変動金利の場合、月々81,576円。超長期固定金利の場合、月々91,268円の返済額となります。

変動金利の方が月々の返済は安いけれど、35年間一定の超長期金利型で安定の返済で安心を♪

stevepb / Pixabay

では、月々返済する金額の中身はどのようになっているのか…?

住宅ローンの月々返済金額の中身は『元金』と『利息』です。

元金とは、実際の借入れの返済金額のことです。

 

「元金」と「利息」の内訳は

第一回目住宅ローン支払い時の「元金」と「利息」の内訳は、

変動金利の場合】(借入れ残高3,000万円

 月々81,576円=62,201円(元金)+19,375円(利息)

超長期固定金利の場合】(借入れ残高3,000万円

 月々91,268円=54,768円(元金)+36,500円(利息)

となります。

毎月の支払額は、超長期固定金利の支払額のほうが9,692円多いのに

元金の返済額は、変動金利の返済額のほうが7,433円多い…

ちなみに

第二回目住宅ローン支払い時の「元金」と「利息」の内訳は、

変動金利の場合】(借入れ残高29,937,799(3,000万円ー62,201円))

 月々81,576円=62,242円(元金)+19,334円(利息)

超長期固定金利の場合】(借入れ残高29,945,232(3,000万円ー54,768円))

 月々91,268円=54,835円(元金)+36,433円(利息)

となります。

第一回目の住宅ローン支払い時の元金返済額が異なるので、二回目以降の借入れ残高が異なります。

PublicDomainPictures / Pixabay

ちなみに

住宅ローン支払い開始から5年経過した

第六十回目住宅ローン支払い時の「元金」と「利息」の内訳は、

変動金利の場合】(借入れ残高26,260,557

 月々81,576円=64,616円(元金)+16,960円(利息)

超長期固定金利の場合】(借入れ残高26,651,995

 月々91,268円=58,841円(元金)+32,427円(利息)

となり、

「変動金利の場合約380万円」「超長期金利の場合約340万円」の元金を5年間で返済したことになります。

元金返済額の差額は約40万円。

利息の支払総額の差は約97万円超長期金利のほうがおおく支払うこととなります。

今の住宅ローン金利が低金利のため、変動金利の金利は今後上がる可能性がとても高いです。

でもその間に元金は減っています。

住宅ローンの金利プランを考える際には「元金」と「利息」についても考えるのがポイントです。

Joshua_Willson / Pixabay

 

※変動金利の返済ルールの1つ「5年間は金利変動しない」というものがあるので、第60回目(5年間)までは返済額は変わりません。

 

不動産購入時の住宅ローンについてもご相談ください。

なかじま商事外観写真

電話で相談する メールで相談する LINEで相談する  

なかじま商事

Posted by 中嶋