厚木市内の不動産について売却査定で【ユメ】を魅せられたお話
『土地を売却したいのだけど、いくら位でうれるのかしら?』という土地売却のご相談をいただきましたので、「いくら位で売却できるのか」についての不動産売却査定書を作成しました。
今回の不動産売却査定書は、全15ページとなりました。
「売却依頼獲得を目的とした売主様に【ユメ】を魅せてしまう査定価格」ではなく、
『現実的な査定価格』を根拠を持ってご提案いたします。
売却依頼獲得を目的とした売却査定価格とは
売却依頼獲得を目的とした査定価格とは、実際に不動産売却査定時によくある話です。
「中古のマンションを賃貸物件として貸すか、売却したいのだけど。」と賃貸売買同時査定の相談をいただいた時のお話です。
賃貸売買同時査定の依頼を受けたマンションは、地元・厚木市愛甲の中古マンションで分譲賃貸マンションとしても売買物件としても何件も不動産売却や購入、賃貸の取引を行ったことのあるマンションでした。
不動産売却の査定書を作成し、「賃貸物件として貸す場合」の設定賃料や「売却物件として売る場合」の売却価格を過去の成約事例や現在売却中の周辺マンションの事情等から根拠を持った査定価格をご提示させていただきました。
「賃貸物件として貸す場合」と「売却物件として売る場合」をご検討いただき、「売却物件として売る」ことに決定しました。
すると「実は…もう一社不動産会社に査定を依頼していて、そちらに売却依頼をしたい」との事。
詳しく話を聞くと、
その不動産会社は大手不動産会社でしたが、今回の対象不動産がある厚木の支店ではなく、電車で約25分ある駅前の支店。
ワタシが提示した査定価格よりも「500万円位高い」査定価格でした。
明らかに高い査定価格でも大手不動産会社の営業マンに「売れます!」と言われその不動産会社に売却依頼をしました。
それから数日後、
このマンションの物件確認を不動産会社にしてみると
「このマンションは、商談中です。(ご紹介できません)」と。
相場よりだいぶ高かった売却価格なのに早いこと決まったなぁ~と売主様に確認してみると
「…。まだ何の話もありませんよ…」と。
コレが、売却依頼を受けた不動産会社が他不動産会社には物件を紹介しない『囲い込み』です。
季節が変わった頃にマンションの所有者(売主様)からお電話をいただきました。
「まだ売却できないんだけど、どうすればよいですか?」と。。。
これが売却査定価格に【ユメ】を魅せられてしまったおという話です。
確かに高く売却するためには売却価格を高くしなければ高くは売却できません。が、成約事例が多くある中古マンションでは過去の事例を購入されるお客様もよ~くご存知です。
相場を知っている不動産をお探しのお客様からすれば「何で高いのかしら?」となるのは当たり前のことです。
ですので、これから不動産売却をお考えのお客様は、是非過去の成約事例を確認してください。
ワタシにお聞きいただければ、過去5年分の成約事例や周辺の事例をお教え致します。
不動産売却で売主様に一番初めに知って欲しいこと
不動産売却する際に売主様に一番初めに知っていただきたいことは『相場価格』です。
売却される不動産が「マンション」であれば、同じマンションが大体いくら位で取引されているか。
売却される不動産が「土地・一戸建」であれば、同じ地域内で大体いくら位で取引されているか。
という『相場価格』です。 その相場価格や過去の成約事例をまずは把握してください。
不動産売却査定の際に相場価格や過去の成約事例を提示させていただきます。
事前に「相場価格だけ教えて♪」とお問合せをいただいても構いませんヨ。
「売却するマンションは角部屋だからプラス査定かな?」「売却する土地・一戸建ては北道路だから…マイナス査定かな…」等々、相場価格や過去の成約事例とご売却される不動産を比較してみてください。
売主様にもある程度ご理解いただいたうえで、ワタシの査定価格を根拠を持ってお伝えします。