割れ窓理論と空き家売却事例|空き家の実家を売却したら、ご近所さんが一緒に喜んでくれました♪

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お隣の一戸建が空き家という方にも読んでいただきたい空き家トラブル

 

日本全国で空き家が増えてきています。

これから先もどんどん増えて続けるであろう空き家。

 

今回は、長期間空き家だった一戸建てをご売却した時のお話です。

 

実家を相続することになったお客様からご相談をいただきました。

 

 

実家を相続で取得したけれど住む人がおらず空き家に…

 

すでに家族と一緒に住んでいる自宅があるため、生まれ育った実家を相続で取得したけれど住む人が誰もおらず、空き家状態になっていました。

という相続と実家と空き家に関するご相談が最近増えてきています。

『住まないのなら、売却すればいいじゃない!』とは簡単にいかないのが、実家の売却なのです。

 

柱の傷ひとつひとつに思い出があったり、幼い頃の思い出が詰まっているそれが実家です。

想い出が詰まっているから…売却したくない…実家。

 

実家の住宅ローン等の支払いもないので、毎年固定資産税だけ支払って、「ソッ」と思い出と共にそのまま所有しておきたい…

 

もしかしたら、将来息子が結婚して住んでくれるかもしれない…

 

柱の傷が懐かしい。幼い頃の思い出が詰まっている実家です。

 

『現状の空き家のままで所有しておきたい』というのが、お客様の一番初めのご希望でした。

 

 

空き家のご相談を受けてから、数か月後…

 

 

すこしづつ…

困ったことが…

 

 

庭の草木は伸び、錆びたトースターがポツンと…

 

空き家のご相談を受けてから、数か月後…

 

空き家(実家)のお隣さんから「庭の草木が隣地まで伸びてしまっているので何とかして欲しい!」と連絡があったそうです。

 

自分たちでは、なかなか除草の時間も取れず、業者に依頼して草刈りをしてもらいました。

 

草刈りが完了しスッキリしたお庭。

すると…

その除草業者さんから連絡があり「庭に錆びたトースターとガスコンロが置いてあるよ!」との報告がありました。

 

不法投棄のようです。。。撤去費用もお客様負担です。

 

不法投棄の処分も終わり、しばらくすると今度は…

 

 

ご近所さんから「軒下に大きな蜂の巣が出来ているので、何とかして欲しい!」と連絡がありました。

今度は、蜂の巣です。

自分たちでは蜂の巣駆除は出来ないので、蜂の巣の撤去も業者さんに依頼することになりました。

 

その後、「草刈りを年に2~3回」「蜂の巣撤去は年に1~2回」業者に依頼し対応しました。

 

 

空き家のご相談を受けてから、ようやく約1年後…

 

 

空き家のままでは、ご近所さんにご迷惑をかけてしまう…

当初は幼い頃の思い出と共に空き家のままで所有しておこうと思っていたけれど、これ以上ご近所さんにご迷惑をかけてしまうとせっかくの思い出も台無しになってしまう。

子供も実家の地域に戻ってくる予定もないだろうし、今後誰かが住んでくれる予定もないし…

 

空き家のご相談をいただいてから約1年後、ようやく実家を売却する決心がつき売却することになりました。

 

空き家期間約3年の実家を売却した方法

実家の売却依頼をいただく際にどのような方法で売却するかご相談させていただきました。

人が住んでいない建物は、空気の循環等がされないため、建物の老朽化がとても早いです。

上下水道の水の流れも3年のあいだ、あまりなかったため、給排水管の老朽化もありましたので、思い出の詰まった建物ですが、解体をして更地にしました。

キレイに区画された住宅地で周辺の区画より土地面積が広かったので『売地』として売却することが出来ました。

 

空き家を更地にして売却した事例(富山県富山市)

今回の長期空き家だった事例とは異なりますが、富山県の空き家を更地にして売却した時の事例です。

この案件も「建物あり」の際はなかなか成約に至りませんでしたが、建物の解体工事を始め更地にしたら早めにご成約となりました。


 

空き家のご近所さんがとても喜んでくれました♪

売却活動を始める際にご近所さんにもお声かけしていたので、買主様が決まったことをご近所さんに伝えるととても喜んでくれました♪

ご近所さんも空き家の状態のままだと「草木が伸び放題」「不法投棄や不法侵入」の心配のほかに最悪の場合「放火」等々、ご近所さんもはやはり薄気味悪かったようです。

ご近所さんが増えることにも喜んでくれました♪

 

空き家で一番迷惑をかけてしまうのは、ご近所さんです

放置された空き家は、伸び放題の草木や不法投棄・不法侵入、放火等思わぬ問題が起こることがあります。

このような思わぬ問題が起きた時、一番初めに対応しなければいけないのが『ご近所さん』ですので、一番迷惑をかけてしまうので『空き家のご近所さん』です

 

 

割れ窓理論(ブロークン・ウィンドウ理論)と空き家

『割れ窓理論』 (ブロークン・ウィンドウ理論)

環境犯罪学理論(犯罪学者ジョージ・ケリング米国)

 

「割れ窓理論」とは、建物の窓が割れたままで放置していると、誰も注意を払っていない建物と思われ、やがてすべての他の窓も割られてしまうという理論のこと。

軽い違反や乱れを見逃したままにしていると、周辺住民のモラルが低下し、環境の悪化や犯罪の多発に繋がってしまうという考え方。

 

1970年代凶悪犯罪が急増していたニューヨーク市。

1993年にニューヨーク市長となったドルフ・ジュリアーニ氏は、この「割れ窓理論」の考え方を基にニューヨーク市内の掃除の徹底と地下鉄の落書きを全てキレイに消しました

その結果、1年後ニューヨーク市内の犯罪が70%減になったといわれています。

 

 

空き家についても同じようなことがいえると思います。

お庭の草がボーボーの空き家・管理されていない空き家は、誰も注意が払われていない空き家と思われ、「不法居住」「不法投棄」「放火」等々の犯罪の温床になる可能性が高いです。

 

 

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これからも増え続けていく空き家問題対策

空き家のままにしておくと思わぬ問題も色々と起きる可能性がありますが、それ以上に空き家のままにしておくのは「非常にモッタイナイ」です。

空き家や空き地の活用でお悩みの方がいらっしましたら、ぜひご相談ください。

厚木市・伊勢原市の一戸建てや土地であれば、立地条件により売却だけでなく、賃貸物件として貸し出す方法もご提案出来ます!

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