同じマンションで売却価格に大幅な価格差がある時は要注意!!
同じマンションなのに売却価格に大幅な価格差が出ている時はご注意ください
同じマンションで売却物件が出ている時、そのお部屋の売却価格をご存知ですか?
世帯数の多い中古マンションの場合、同じマンション内で数部屋の売却中物件があるということよくあります。
※写真はイメージです。
この場合に要確認!が必要なのですが、
『私たちのお部屋だけ売却価格がほかのお部屋より圧倒的に高い』ということになっていませんか?
もちろん、他の売却中のお部屋より「専有面積が広い」「リフォーム内容がとても良い」とか差別化できる条件であれば、他のお部屋より売却価格が高くてもあまり心配はありません。
が、
真上のお部屋も売却中で「専有面積も同じ」「リフォームも特にしていない」等、他の売却中の物件と異なる部分が『階数が違うだけ』のに売却価格が大幅に異なる場合は要注意!!が必要です。
たとえば、
- 私達のお部屋 7□△号室は、3,800万円で売却中。
- 真下のお部屋 6□△号室は、3,200万円で売却中。
1階分しか階数が異ならないのにバルコニーからの景色もあまり変わらないのに売却価格差が大!多少大げさな例にしていますが、近い売却価格差の物件はよく見ます。
では、なぜここまで売却価格に差がでるのか??
それは、売却査定をした不動産会社の売買担当者が売却依頼が欲しいから!です。
売却査定から売却依頼をいただくまでの流れ
お客様(売主様)が不動産を売却しようとした場合、いくらくらいで売却できるのかを知るために不動産会社に売却の査定をお願いするかと思います。
売却査定は、不動産会社の担当者が実際の室内を確認し、「間取り」「水回りの設備」「お部屋の使い方」「バルコニーからの眺望」等を確認し、売却の販売活動を開始してからおおよそ3か月以内でご契約に至るであろう売却価格を査定価格としてお客様にご提示します。
提示された売却査定額をご確認いただき「その価格で売却した場合、住宅ローンの残債等を完済できるのか?」「次のお引越しが可能かどうか?」等も含めて売却の依頼をするかを判断ください。
その際に「〇〇〇〇万円で売却できないと引っ越しできません…」という場合には、売主様のご希望の売却価格で販売活動を開始することはありです。(この場合、販売活動を開始してから3か月以内でご契約に至らない可能性はあります。)
売却スタートの販売価格を確定させたら、売却依頼をいただき、販売活動開始!となります。
売却査定を数社の不動産会社に依頼した際に気を付けること
売却査定を数社の不動産会社に依頼した場合にご注意いただきたいことは、売却査定価格が他社の査定価格よりだいぶ高い査定価格の場合です。多少の査定価格差は出ます。しかし、大幅に価格差がある場合が時々あります。。。
例えば、3社の不動産会社に売却査定を依頼し、提示された売却価格が
A社:2,500万円
B社:2,300万円
E社:2,850万円
と売却査定価格を提示された場合はご注意ください。
この売却価格を見ると『E社』がよさそうに見えますが、
一戸建てと異なり中古マンションの場合、同じマンションで過去の成約事例や周辺の同様の中古マンションの成約事例等からおおよその成約価格の相場がわかります。
もしこのマンションが2,100~2,350万円位の価格帯で成約しているとしたら・・・
過去の成約事例や販売中の物件情報等から適切な査定価格を提示している不動産会社は、「E社」ではなく「A社」でもなく、「B社」ということもあります。
査定価格を提示するには理由や根拠をお客様にご説明する必要があります。
査定価格の提示理由や根拠が他社とは、あまり変わらないけど、査定価格だけ違いすぎる…
なぜ、ここまで査定価格に差が出るのか…。
それは、不動産会社の売買担当者が売却依頼が欲しいから!です。(本当に)
最も高い査定価格を提示した不動産会社に売却依頼したら…
もし上記「E社」の高い査定価格の理由や根拠が他社とは変わらないけれど、一番高い査定価格を提示してくれたから売却依頼した場合、そのあとどうなるか・・・のよくある流れを下記記事に記載してみました。
買主様も購入の際は、色々と調べますのでその物件が相場からずれているかどうかスグにばれちゃいます。
『不動産売却査定の価格差』が出てきた場合は、ご注意ください。