洗濯機の上に突っ張り棒を設置している方に読んでほしい漏水について
賃貸物件入居の際に加入する「家財保険・借家人賠償責任保険」で最も保険金が支払われることが多いのが『漏水』です。
水が漏れると書いて「漏水」です。
漏水で最も多い事故箇所が『洗濯機』なのです。
1ヶ月の漏水件数60件保険金支払額1700万円オーバー
某保険会社の保険金支払いデータを見ると
『 10月支払事故 漏水 60件 保険金支払額 17,000,000円オーバー 』
とのことです。
漏水事故は1件あたりの保険金支払額が高額になることが非常に多いのです。
最も多い漏水事故の原因は洗濯機
漏水事故の原因はキッチンではなく、洗濯機からの漏水事故が非常に多いです。
具体的には洗濯機の給水・排水ホースの『外れ』による漏水です。
上の写真は、自宅の以前のドラム式洗濯機ですが、格好は良いのですが。。。
洗濯機からの漏水事故内容とは
具体的な洗濯機の漏水事故の内容で多いのが、普段から洗濯機の蛇口を開けたままにしている方は要注意です。
自宅留守中に何かの拍子で洗濯機の給水ホースが外れてしまい、蛇口から水が流れっぱなし。
これが集合住宅の場合に漏水被害が広がり、保険金の支払額が高額になるケースが多いのです。
漏水事故により保険金支払額が高額になる理由
実際にあった話です。。。
賃貸マンション居住者が留守中に洗濯機の給水ホースが外れてしまい、蛇口からは水が出っぱなし。。。
このお部屋、4階だったそうです。
下のお部屋3階は、空室。
2階のお部屋の入居者は、お留守でした。
1階にお住まいの方が、天井から水が漏れていると気づき、ようやく漏水事故に気づいたそうです。
1階から3階までは室内水浸し…
このケースで1階から4階のお部屋の補修等で支払われた保険金の総額が900万円オーバーだったと聞きました。
集合住宅の場合、階下のお部屋にも被害が広がりますので、大きな漏水事故になってしまいます。
洗濯機の上に「突っ張り棒」を設置している方へ
最近よく聞く漏水事故のケースでは
洗濯機の上に「突っ張り棒」を設置していてその上に荷物を置いている場合です。
洗濯機の上のスペースに突っ張り棒を設置して、その上に洗濯籠を置いている場合、何かの拍子に突っ張り棒が落下し、落下してきた突っ張り棒が給水ホースをはずしてしまい…蛇口から水が出っぱなし。
必要なときだけ蛇口を開ける浴室やキッチンと違い、洗濯機の蛇口って開けっ放しにしている方が非常に多いです。
団地で多い洗濯機の漏水事故とは
集合住宅でも昔ながらの団地の場合、洗濯機の排水口が設置されてなく、浴室に排水をする際に漏水するケースが多いです。
洗濯機の排水ホースを浴室まで余裕を持って伸ばしたはずなのに、排水ホースが浴室から出てしまい、洗面スペースに排水が流れっぱなしで…というケースです。
すぐに気づいても階下のお部屋まで漏水してしまいます。
保険会社の洗濯機漏水事故の対応策
あまりにも洗濯機からの漏水事故が多いようで、保険会社さんがこのようなグッズを作成してくれました。
漏水事故は階下の方との関係性も悪くしてしまうことが多い事故ですので、十分にご注意ください。
面倒でも洗濯機の蛇口は毎回閉めることを強くオススメします。